いよいよ当日

予報通り朝から雨。時折風も強く、腰痛もあって、さらに喉も痛く、そんでもってお腹もやや緩く、、、ますます気分は最低。湿布はってテーピングしてバファリン飲んでスタートラインへ。まだ腰も痛いので、GPSの設定をそれまでの設定より10分遅くする。もともと今回はタイムよりも楽しく完走を目標にと思っていたので、使い捨てカメラを持って。雨もほぼ止んで少し気分が高揚してくる。
午前9時スタートしたが、何せ2万人の大会なので15分後にようやくスタートライン通過。時計のスイッチと気持ちをON! 混んでて思うように走れないし、腰の様子を確かめるようにそろそろと2km程tokomos,tkn君と走る。我慢できない程ではないと判断し、2人に別れ言い、エールの交換をしてスピードアップ。後で会おう!
10kmあたりでkshrさんに会う。マイペースで頑張ってる。後でなー!
腰に負担はかけたくないが、人の隙間を斜めに縫いつつ、スペースを見つけては前へ前へ。目標時間に追いつこうと焦る。あっという間に20km。といっても2時間以上かかっていて以前のハーフよりも全然遅いのだけど、まあ、今回はフルだしと気を取り直してあと半分!腰はまあ大丈夫そう。痛みは増さない。ここまでは練習の成果か、かなり楽しんで走った。沿道の応援がすごくて楽しくて。
計画とおりにブドウ糖やエネルギーインゼリーを摂る。スタミナ切れもなく、時折写真を撮りつつ。
楽勝かと思ったが30km過ぎたあたりからくるぶしのあたりに異変。どんどん痛みが増してきて、腰の痛さを遥かにオーバー。他の人もそんな状態なのか、次第に歩いてる人やストレッチしてる人が増加し始める。自分は1度歩くと何かが切れてしまうのが怖かったので、歩かないと決めた。
この先はもう、応援の方々のおかげ。差し出されるみかん、バナナを食べ、氷で脚を冷やし、お茶を頂き、ハイタッチを沢山もらい、、、気力で走る。ホントに。これかー30kmの壁?!
35kmあたり。くるぶしに激痛。膝も腿も痛い。泣きそうになりながらもここまできたら行くしかない、、と思うが、いよいよ脚が前に出ない。時速がどんどんダウン。前半の貯金を崩していく。いつもなら楽勝の1kmがとてつもなく遠い。風も向かい風。気力だけではもうダメで、ここからは痛み止めスプレーをかけてもらいながら走る。みんな自費でこういうの買って、ランナーを寒い中、ずっと待ってるのだ。泣きそう。ありがとう。
40km超えたら、もう気持ちはオッケー。痛さは増すけど、どんどんスピードアップ。先にゴールしてるかもしれない仲間を探しつつ競技場の中へ。
とにかく、歩かず完走した。目標タイム2分前。感動した。完走証明、メダルを受け取りホテルへ戻り、ベットでごろごろしながらTV中継を見つつ皆の帰りを待つ。ほどなく皆、目標達成+αでご帰還。おめでとう。そしてありがとう。皆のおかげでこの1年走れました。